成年後見とは?
本人、親族、市町村長などが家庭裁判所に申立をすることにより後見人が選ばれます。
【申立に必要な費用】
収入印紙・切手代 約6000円 戸籍等の必要書類 約2000円 診断書 約1万円
申立報酬(司法書士・弁護士)に委任した場合 10~20万円 料金体系
【その後の流れ】
申立が受理されると、裁判所による調査を経て、後見人が決まります。問題がない場合でも
通常3~4か月程度かかります。

裁判所に選ばれた後見人が本人の財産を管理し、身上の看護をします。
身上の看護といいましても、直接に身の回りのお世話をする訳ではありません。
施設や介護サービスの契約を代わりに行い、本人が生活を出来るようにサポートをします。
また役所や金融機関における、事務手続きの全般を本人に代わって行います。
【メリット】
・家庭裁判所の監督により、国が本人の財産を守ってくれる
・認知症などにより判断能力がなくなっても、代わりに法律行為をしてもらえる
【デメリット】
・一律に決められた制度なので柔軟な対応はできない
・本人の財産から、(通常は)終身に渡って報酬が発生する
・誰が後見人になるかは、裁判所が決める